人間関係に悩んでいる人は意外と多い
人間関係の固定がマイナスになる理由
介護業界は人手不足が問題となっていますが、それは志望する人が少ないこと以外に退職する人が多いことも関係しています。退職する理由は人それぞれですが、特に多くの人が挙げていたのが「人間関係に対する不満」でした。それは介護職の退職理由をランキングで紹介している【介護職を辞める原因ランキング2019】でも詳しく記載されています。
介護の仕事に携わっている人が退職を考える原因について詳しく記載している記事です。理由がグラフ化されており、人間関係に悩んでいる人がいかに多いのかが一目で分かります。
介護の仕事は他の職員と連携しながらチームで進めていく仕事です。一人でコツコツとこなしていく仕事ではないため、人間関係が非常に重要なるわけですが、なぜ介護の仕事は人間関係が悪化するのでしょうか。その理由を見ていきましょう。
仕事をしない同僚がいる
介護の仕事は他の職員と連携しながら進めていくわけですが、職員の中には仕事に対して消極的な人もいます。最低限の仕事しかせず、何かと理由をつけて他の人に仕事を押しつけるようなタイプとペアを組むことになったら、「自分ばかりが仕事をしている」と不満に思うのも仕方がありません。
上司と合わない
上司との関係は人間関係の悩みでも上位に位置しています。理不尽な仕事を押しつけてくる、意味が分からない指示を出す、自分に関係ないことを叱責される、など、「ウマが合わない」と感じている人も少なくありません。上司には直接文句を言うことはなかなかできないため、ストレスがたまるばかりです。
後輩のフォローに追われる
人手不足で離職率が高い介護の仕事は門戸が広いためチャレンジしやすい仕事です。経験がない人も歓迎する傾向がありますが、仕事をしながら新しく入ってきた新人の指導をするのは簡単ではありません。仕事の流れを教えたり、間違いがないかミスをチェックしたり、とやることがたくさんあります。
感情の起伏が激しい人に振り回される
感情の起伏が激しい人が一人でも職場にいると、組織全体が振り回されてしまうため大変です。機嫌が悪いと話しかけても気分が悪くなる言葉しか返ってこないためこちらが苛立ってしまいますし、職場の雰囲気も悪くなってしまいます。
簡単に休む人がいる
どの職場にも「休みがちな人」が一人はいます。きちんとした理由や常識的な頻度で休むのであれば問題ありませんが、あまりに頻度が多いと周りにも大きな迷惑がかかります。人手不足のため、一人欠勤するだけで大きな支障となってしまうからです。負担が増えると、十分な介護サービスができず利用している高齢者にも迷惑をかけてしまいます。
人事異動について悩んでいる人へ
人事異動は精神的にも身体的にも負担が大きいため、どうしても受け入れられない人もいるかもしれません。その場合は思い切って職場を変えることを検討してみましょう。転職のプロである転職エージェントを利用すれば、人事異動のない職場を効率良く見つけられます。